2024年10月20日にテレビ朝日系列で放送された「ポツンと一軒家」で登場した、ちらし寿司の上に甘い金時豆を乗せた郷土料理が話題に!!
実はこれは徳島県の郷土料理で、県内では普通に食べられています。
酸っぱい酢飯の上に甘い金時豆!!
どんな味か気になりますよね?
この記事では徳島県の郷土料理の「金時豆ちらし寿司」について書きました。
金時豆ちらし寿司について
金時豆ちらし寿司は基本的に徳島県内全域で食べられています。
主に使用する食材は金時豆、酢飯、錦糸卵、こんにゃく、にんじん、ごぼう、ちくわ、しらす、焼き魚などですが、季節や各家庭や各地方によって酢飯と金時豆以外の具材は多少違いがあるそうです。
徳島県で金時豆はちらし寿司のことを「ばら寿司」「まぜくり」「五目ずし」「かきまぜ」「おすもじ」とも呼ぶそうです。
金時豆ちらし寿司の歴史
徳島はもともと米の育ちにくい土壌であったため、米の代わりにさまざまな具材をたっぷりと加えて量を増やそうと考えたことが、金時豆ちらし寿司の始まりといわれているそうです。
酢飯にはゆずの皮をせん切りにしたものやごまなどで風味付けすることもあり、香りや見た目、味わいともに華やかな一品となっています。
金時豆ちらし寿司を食べる機会や時季
金時豆ちらし寿司は、お祭りや節句などの祝い事の際に食べます。
たくさん作り、各家庭で食べるのはもちろん、客に振る舞ったり、手土産として渡したりすることもあるのだそうです。
また、金時豆ちらし寿司の中でも陰暦10月(現代の11月頃)に食べるものを「いのこずし」と呼び、これは農作物とともに神前に供える料理として親しまれました。
升に八分目まで盛り、「翌年は升いっぱいの豊作になるように」と願うことが慣例となっています。
金時豆ちらし寿司は縁起の良い食べ物で、当時は最高のご馳走だったんですね。
一般的な作り方
合わせ酢とご飯を合わせて酢飯を作り、ダシ、砂糖、醤油(または塩)で煮たこんにゃくやちくわ、にんじん、ごぼうなどの具材を混ぜ合わせます。
合わせ酢にはすだちの果汁や柚子酢、ゆこう酢などのかんきつ酢が主に使用されます。
春の節句の際はぜんまいやわらびなどの山菜や、たけのこ、ふき、そらまめのような旬の食材を加えることもあるそうです。
地域によっては、干し大根や干しなすを入れることも。
また、徳島県の南部では金時豆の代わりに落花生を乾燥させてダシや醤油、砂糖で煮たものを使うこともあるそうです。
旬を味わえることや各家庭の個性を楽しめることもまた、金時豆ちらし寿司の魅力ですね!!
どこで食べれるの?
金時豆ちらし寿司徳島県内の郷土料理のお店で食べれたり、地元スーパーのお惣菜コーナーで普通に購入することが出来ます。
それくらい徳島県民に馴染みの深い食べ物なんですね〜
多分徳島県出身の米津 玄師さんも食べていたと思いますよ!!
徳島駅前にある郷土料理のお店「けんど茶屋」で金時豆ちらし寿司を食べることが出来ます。
金時豆ちらし寿司は美味しいの?
私は岡山県出身で、岡山県もちらし寿司文化です。
金時豆ちらし寿司は数回食べたことがありますが、個人的には大好きです。
酸っぱい酢飯に甘い金時豆が良いアクセントになって食が進みます。
以前私は北海度に住んでましたが、北海道は赤飯に金時豆を入れます。
これも、しょっぱい赤飯に甘い金時豆が絶妙にマッチして大好きです。
最初は食べ慣れずに、違和感を感じる方がいらっしゃるとは思いますが、是非一度食べて頂きたいと思います。
癖になる美味しさですよ!!
まとめ
今回は2024年10月20日にテレビ朝日系列で放送された「ポツンと一軒家」で登場した、ちらし寿司の上に甘い金時豆を乗せた郷土料理の金時豆ちらし寿司について書きました。
金時豆ちらし寿司の歴史を調べたら、お祭りや節句などの祝い事の際に食べたり、大切なお客様に振る舞うために作られていたことがわかりました。
つまり「ポツンと一軒家」のスタッフさんは歓迎されていたということですね!!
皆さんも是非金時豆ちらし寿司を食べてみてください。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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