2024年11月3日にTBS系列で放送された「情熱大陸」で特集されていた脚本家で演出家の加藤拓也さん。
加藤拓也さんの作品には、実力ある俳優たちが、こぞって出たいと願い出るくらい魅力があるそうです‼︎
観客だけではなく、俳優をも魅了してしまう作品を作ることができる加藤拓也さんとはどのような人物なのでしょうか?
この記事では加藤拓也さんについて書いております。
加藤拓也について
ここでは加藤拓也さんについてまとめました。
加藤拓也さんは演劇のフィールドからスタートし、今やテレビドラマや映画の脚本・監督も務められています。
プロフィール
加藤拓也さんは、演劇のフィールドからスタートし、今やテレビドラマや映画の脚本・監督も務め、唯一無二の世界観を持つ作品を生み出し続けています。
経歴
2010年:17歳でラジオ・テレビの構成作家を始める。
2011年:18歳でイタリアへ渡り、映像演出と演劇について学ぶ。
2013年:劇団た組を立ち上げる。
2017年:シアタートラムにて「壁蝨」を上演。
2018年:フジテレビ「平成物語」でドラマ初脚本を手がけ、第7回市川森一脚本賞にノミネートされた。
2018年:日本テレビ「部活、好きじゃないとダメですか?」で連続ドラマ初脚本
2022年:映画「わたし達はおとな」で初監督・初脚本
2023年:日仏合作映画「ほつれる」監督・脚本 劇団た組、台湾にて初の海外公演
2024年:ロンドンのチャリングクロス劇場で「One Small Step」で演出家デビュー
受賞歴
- 若手演出家コンクール2017優秀賞
- 第10回市川森一脚本賞「きれいのくに」
- 第30回読売演劇大賞優秀演出家賞
- 第67回岸田國士戯曲賞「ドードーが落下する」
- Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023
- 第45回ナント三大陸映画祭 DISTRIBUTION SUPPORT AWARD「ほつれる」
- 第45回ヨコハマ映画祭 森田芳光メモリアル 新人監督賞
- 39 edició de CINEMA JOVE グランプリ Premi Lluna de València「ほつれる」
18歳でイタリアに渡って勉強し、劇団を立ち上げて、その後数々の賞を獲得するなんて、とんでもない才能と行動力ですね。
私生活は?
加藤拓也さんは黒猫を飼っています。
現在お住まいの部屋は1LD(2024年時点)で最小限のものしか持っていないことから未婚だと考えられます。
恋人の存在は情報が無く不明でした。
加藤拓也さんはミニマリストなんでしょうか?
気になります。
やはり成功される方は選択肢を減らして、大切なことに全集中されるんですね。
劇団た組とは?
劇団た組は、加藤拓也さんが脚本・演出を務める劇団で2013年に結成されました。
丁寧な言葉とドラマ運びで、底抜けた暴力性と虚無感がねっとりと複雑に立ち上がる物語を上演しています。
2023年に台湾・雲門劇場で初の海外公演を行いました。
加藤拓也 監督・脚本の映画作品
ここでは加藤拓也さん監督・脚本の映画作品2本(2024年現在)を紹介します。
わたし達はおとな
「わたし達はおとな」は、2022年に公開されました。
この映画は、同棲を始めた大学生の男女が直面する、恋愛と大人としての自立の難しさを描いています。
あらすじ
優実と直哉は順調に交際を続けている大学生カップルでしたが、ある日優実が妊娠したことをきっかけに、二人の関係が次第にギクシャクし始めます。
将来や家族をめぐる価値観の違い、愛情への不安などが浮き彫りとなり、次第にお互いの本心が試されていきます。
テーマ
この作品は「大人としての自立」や「パートナーとの価値観の違い」といったテーマに焦点を当てています。
また、若いカップルが「大人」になる過程で直面する現実や、理想とのギャップに焦点を当て、等身大の人間関係をリアルに描き出しています。
キャスト
- 優実役:木竜麻生
- 直哉役:藤原季節
ほつれる
「ほつれる」は、2023年に公開されました。
この映画は、人間関係が複雑に絡まり合う様子を繊細に描写し、「ほつれる」ように少しずつほころびが生じていく心の機微をテーマにしています。
あらすじ
夫である文則との関係が冷めきっている綿子は、友人を通して出会った男性、木村と頻繁に会うようになります。
そんなある日、綿子と木村の関係をかき乱す重大な出来事が起こり、綿子の平穏だったはずの日常は徐々に狂い始めてしまいます。
過去を振り返っていく綿子は、夫や周囲の人々だけでなく、自分自身とも向き合っていきます。
テーマ
「ほつれる」は、人間関係が時に絡まり、ほころびが生じる様子を通して、現代社会での孤独や不安と向き合う人々の姿を描いています。
恋愛や友情、家族関係といった多様な関係性の中で「距離感」や「依存」、「自立」といったテーマが絡み合い、観客に深く考えさせられるような作品になっています。
「人はどうすれば他人と心から繋がれるのか」という問いを描き出そうとしています。
キャスト
- 綿子役:門脇麦
- 文則役:田村健太郎
- 木村役:染谷将太
- 恵梨役:黒木華
加藤拓也さんの作品は「人物描写が巧み」で「人間の普遍性にまで届いている」と大絶賛されています。
まとめ
今回は「情熱大陸」で特集された脚本家で演出家の加藤拓也さんについて書きました。
加藤拓也さんは17歳の時からラジオ・テレビの構成作家を始め、それ以降は走り続けています‼︎
2024年にはロンドンのオフウエストエンドにあるチャリングクロス劇場 で新作「One Small Step」を書き下ろし、演出家としてデビューしました。
実は「情熱大陸」の取材班が密着の際に、加藤拓也さんは「これから書く脚本の初演は2年後、ロンドンの劇場です」との答えたことから2年越しの取材が始まったそうです。
2年前からロンドン公演を見据えていたなんて、目標達成力もすごいです‼︎
これから世界でも活躍される加藤拓也さんの今後に注目していきたいと思います。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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